院長の健康お役立ちコラム
~円形脱毛症~
みなさん、こんにちは。
まだまだ暑い日が続きますが、お元気にお過ごしでしょうか?
さて、本日は円形脱毛症についてお話していこうと思います。
「朝起きて鏡を見たら、ポッカリと髪が抜けていた…」
「美容院で指摘されて初めて気づいた」
円形脱毛症は、ある日突然症状が現れることが多く、ご本人にとって非常にショックの大きい疾患です。
しかし、円形脱毛症は適切な診断と治療を行うことで、改善が期待できる病気でもあります。
円形脱毛症とは
円形脱毛症は、毛根を包む(毛包)が攻撃され、紙が抜け落ちてしまう疾患です。依然は「ストレスが原因」と一括りにされることが多かったのですが、現在は免疫システムが誤って自分の体を攻撃してしまう自己免疫疾患の一種と考えられています。
なぜ起こる?主な原因
主な原因はさきほどお伝えした「免疫機能の異常」ですが、それを引き起こすトリガーはさまざまです。
・自己免疫疾患:ウイルスなどを攻撃するはずの「Tリンパ球」が、正常な毛根を攻撃してしまう。
・遺伝的要因:家族内に同じ症状を持つ方がいる場合、発症率がやや高いというデータがあります。
・アトピー要因:アトピー性皮膚炎や気管支喘息などをお持ちの方は、合併しやすい傾向にあります。
精神的ストレス:ストレスそのものが直接の「原因」ではなく、発症のきっかけや悪化要因の一つと考えられています。
治療法は?
症状の範囲や期間(急性期、慢性期)によって、最適な治療法を選択します。
外用薬(塗り薬)・・・ステロイド外用薬や塩化カルプロニウム等を用い、炎症を抑え血行を促進します。
内服薬(のみ薬)・・・抗アレルギー薬や、進行が速い場合にはステロイドの内服を行うことがあります。
ステロイド局所注射・・・あえて皮膚にかぶれを起こさせ、免疫のバランスを調整する治療です。
紫外線療法・・・特殊な紫外線を照射し、過剰な免疫反応を抑制します。
円形脱毛症は適切な治療を行うことで、再び髪の毛を取り戻せる疾患です。1人で悩まず、まずは専門医へ受診されることをお勧めします。