院長の健康お役立ちコラム
~過活動膀胱~
寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしですか
「トイレが近い」「急に強い尿意を感じて我慢できない」そんな症状に悩まされたことはありませんか?
これらは過活動膀胱(OAB)と呼ばれる状態で、男女を問わず幅広い世代にみられる排尿トラブルです。
過活動膀胱とは?
過活動膀胱とは、膀胱に尿が十分に貯まっていない状態にも関わらず尿意を感じてしまう疾患です。
主な症状としては
・尿意切迫感(急に強い尿意を感じる)
・頻尿(1日の排尿回数が多い)
・夜間頻尿(夜に何度も尿意で目が覚める)
・切迫性尿失禁(我慢できず尿が漏れてしまう)
症状自体は命に関わるものではありませんが、日常生活に大きな負担をかけます。
治療法
① 行動療法
治療の基本となるのが、生活習慣の見直しです。
症状が軽い場合は、生活習慣を少し見直すだけで改善されることがあります。
*膀胱トレーニング
尿意を感じてもすぐに排尿せず、少しずつ我慢する時間を延ばします。
*骨盤底筋トレーニング
骨盤底の筋肉を収縮させる運動をすることで、尿意をコントロールできるようにします
*水分・カフェイン調整
過剰な水分摂取やカフェイン摂取を控えます。
② 薬物療法
症状が強い場合や、行動療法のみで十分な効果が得られない場合には薬物療法を行います。
*抗コリン薬
膀胱の過剰な収縮を抑える薬です。頻尿や尿意切迫感の改善が期待できます。
*β3作動薬
膀胱を広げる働きを促し、尿をためやすくする薬です。抗コリン薬に比べて副作用が少ないのが特徴です。
「年のせいだから仕方がない」「恥ずかしい」と我慢される方も少なくありませんが、過活動膀胱は治療可能な病気です。
症状が続く場合は、専門医にご相談下さい