院長の健康お役立ちコラム

西本クリニックの透析治療について① ~透析導入にあたって、当院の取り組み―機器編―~

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こんにちは。枚方の東田宮にあります西本クリニック院長の西本優大です。

この度、HPを新設し、皆様に枚方の西本クリニックをもっと知っていただきたいと思い、このコラムを始めていきたいと思います。

西本クリックは、枚方市大垣内町に平成5年1月に前院長、西本和彦が泌尿器科・内科・皮膚科・血液透析を専門とし、開院しました。

その時から、地域の皆様・患者様に寄り添い信頼して頂ける医療をスタッフ一同心掛けております。

平成27年に東田宮へと移設し、令和2年7月に現院長、西本優大が継承し現在に至ります。

 

 

今回は西本クリニックでの透析治療の機器について少しご紹介します。


血液透析とは?

血液浄化療法(血液透析)とは、血液を体外循環し、ダイヤライザ(人工腎臓)中に血液を流入させることで血液中の不要物質を除去したり、体液の調整を行う治療です。

以前行われていた治療では、治療の進行に伴い血液中の水分が枯渇して、血圧低下や有痛性筋痙攣(こむら帰り)が発生しやすくなります。また体の深部では小さな血管が虚脱し、末しょう循環動態が悪くなると考えられます。

そういった合併症の軽減などが出来ないかと、西本クリニックでは間歇(かんけつ)補液療法(IHDF)を導入しております。


IHDFとは?

IHDFとは専用の血液透析回路を通じて一定時間毎、自動的に透析液を補液していく新しい治療法です。

西本クリニックでは10分に1回、30㎖補液します。補液された透析液は除水をするので体内に残ることはありません。補液をすることで、末梢循環動態が改善され、様々な症状や合併症に対して改善の可能性がある上に栄養低下がなく、透析治療の際に血圧低下がみられる方、高齢者の方に有効であり安心して治療いただけます。

ただ、IHDFを施行するにあたって厳しい水質基準を満たす必要があります。


透析に使用するお水って?

一般的には透析用水はRO膜にて水道水を処理して作成します。

西本クリニックでは、RO膜処理に使用する水道水に安全な『エルセラミックス』という活水器を導入しました。水処理システム『エルセ』は水に抗酸化力を付加することで水の持つ本来の力を引き出します。さらに定期的なメンテナスと、細菌・エンドトキシン検査を施行知ることで西本クリニック内に設置しているコンソール(透析機器)すべてでIHDFが施工可能です。

それにより患者様1人1人にあった透析治療を行うことで、患者様のQOLの向上に努めたいと考えております。

 

血液透析による治療のみでなく患者様・ご家族様のメンタルケアも重要と考えております。病院にご来院いただくということは、どなたにっとっても勇気のいることかと思います。西本クリニックでは、そうした患者様の勇気に十分にお応えし、患者様がリラックスして安心していただけるよう、十分なご説明・ご相談に対応できるようスタッフ一同心掛けております。

医療技術は日進月歩の勢いで進歩し、同時に我々専門医としてもその技術を習得し、全ての患者様へ最先端の医療をご提供できるよう、日々努力を重ねて参ります。

何かご心配なことがありましたらいつでもお立ち寄りください。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

西本クリニック  西本 優大


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