FAQ


Q.今年のインフルエンザの予防注射は受けた方がいいでしょうか?

 

A.新型インフルエンザとは、動物のインフルエンザが人に感染し、人の体内で増える事が出来るように変化し、人から人へと容易に感染できるようになったもので、このウイルスが感染して起こる疾患を新型インフルエンザと言います。インフルエンザにかかると、まずのどの痛み、鼻水、くしゃみ、咳、頭痛、寒気などと共に発熱がみられ、このような風邪症状の他に筋肉痛、関節痛、腹痛、下痢など幅広い症状がみられます。熱はだいたい5日間続きます。インフルエンザの合併症に脳炎・脳症が最近注目されています。これを発症するとけいれんや意識障害がみられ、死亡したり後遺症が残ったりする場合があります。今年のインフルエンザワクチンは従来の季節型に加えて新型も含まれます。新型インフルエンザ以外にも流行する可能性があるので、10月~12月の中旬までにはワクチン接種を済ませられる事をお勧めします。 

 

回答/西本クリニック 西本和彦院長


Q.最近、フケが多いのが悩みです。家族にも指摘され、通勤の電車で隣の人にもチラチラ見られたりして、恥ずかしい思いをしています。これって病気でしょうか?

 

A.脂漏性皮膚炎という病気に掛かっている可能性があります。フケが多くでる症状はこの疾患の軽い症状、または前症状によくみられます。皮膚からは常に皮脂が分泌されています。脂漏性皮膚炎はその皮脂がカビなどによって分解され、皮膚に炎症がおこる病気です。又、日常生活でのストレスなどが症状を悪化させる場合もあります。治療法は医師が処方した塗り薬や飲み薬で治療をします。又、日頃の生活を改善する事も重要です。脂漏性皮膚炎はアトピー性皮膚炎や接触皮膚炎などにも似ているので、必ず自己判断せずに適切な治療を受けて下さい。


Q.最近トイレが近く我慢が出来ずに尿もれをおこしてしまい、遠出が出来ない生活が続いております。何か治療方法はあるのでしょうか?

 

A.症状から1つは膀胱炎、もう一つは過活動膀胱という病気が考えられます。前者は尿を排泄する時に痛みを伴いますので、今回は後者の過活動膀胱ではないかと思われます。

過活動膀胱は自分の意思とは関係無く膀胱が勝手に収縮し、頻尿や尿もれを引き起こす病気です。しかし、トイレが近くなったり、尿が少し漏れたりしても、それを病気のせいとは思わない為、病院への受診をされる方が、ごくわずかです。実は同じ様な悩みを一人で抱え込んでいる人が大勢いるのです。頻尿や尿もれなどの症状に思い当たったら、年齢のせいにして諦めないで、専門医に受診して下さい。簡単な検査の後、薬の処方で症状が改善されます。


Q.脇腹が神経痛の様に痛く、水泡ができているのですが、病院に行った方が良いのでしょうか?

 

A.症状から「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」(別名、帯状ヘルペス)が疑われます。帯状疱疹は1つの神経の支配領域に沿って皮疹(ひしん)がでてくるのが特徴です。まれに2つ以上の神経の支配領域に出現する事があります。皮疹は局所にできた水疱瘡(みずぼうそう)の状態ですが、様々な程度の神経痛の様な痛みがあります。痛みは皮疹の出現する前から見られることが多く、しばしば夜間も眠れない程の強い痛みを生じます。そして60歳以上の方に多いのですが、皮疹が消えた後の痛みが残る事があります。(帯状疱疹後神経痛)

帯状疱疹の際、全身にぱらぱらと水疱瘡の様な水泡が見られることがありますが、これはウィルスが血行と共に広がった事を意味します。この際は免疫力が極度に低下している事が疑われるので、内臓の悪性腫瘍の合併を含めた全身検査が必要です。単純ヘルペス、水疱瘡、帯状疱疹はいずれも自然によくなる病気ですが、合併症、後遺症の危険性もあり、症状の程度に応じ適宜、抗ウィルス薬を用います。早急に専門の医療機関を受診する様におすすめします。


Q.最近ニキビがひどくて困っています。毎日きちんと洗顔しているのによくなりません。ニキビの原因や治療法について詳しく教えて下さい。

 

A.ニキビは「尋常性ざ瘡」とも言われ、毛包(毛穴)が詰まってできる小さな発疹(ほっしん)です。皮脂の分泌が活発になるとともに、毛包周辺の角層(皮膚の一番表面の部分)が厚くなって毛包が詰まると、ニキビができます。主な原因は、思春期に起こる体の変化にあります。男性ホルモンの分泌が活発になり、その影響を受けて皮脂の分泌が盛んになります。また、毛包周辺の角層が厚くなり、毛包が詰まりやすくなります。そのためにニキビが思春期にできやすくなり、成人すると自然によくなっていきます。しかし、ニキビの原因は複雑に関連しあって、重症化する場合や成人以降にもできる場合があります。ニキビ治療の目的はニキビ跡を残さないことにあります。軽傷の場合は、洗顔などのスキンケアと、細菌を殺したり毛包の詰まりをとる作用のある外用薬が用いられます。炎症がある中等症以上のニキビには、抗生物質などの飲み薬を服用することになります。抗生物質以外で内服する薬としては、多くがビタミンA,B群を中心とするビタミン剤や漢方薬になります。ニキビの原因によってはホルモン剤を用いる場合もあります。悪化させる前に皮膚科専門医を受診する事をおすすめします。


Q.1週間ほど前から体のあちこちに赤いブツブツができてかゆいです。

またブツブツは出たり消えたりします。どういう皮膚病か教えてください。

 

A.症状から急性じんま疹のようです。じんま疹は赤く盛り上がった膨隆疹で

かゆみが強く、症状が出現したり消失したりするのが特徴です。           

じんま疹は食べ物や運動、疲労など様々な刺激が原因となり、

その人の過敏体質や身体の状態などが組み合わさって症状が起こると

考えられています。

また、皮膚そのものに刺激が加わる時に起こるのが物理性じんま疹です。 

振動や圧迫などの機械的刺激や、温熱や寒冷などの温度の変化、

日光などもじんま疹を起こす原因となります。

じんま疹の多くは皮膚の肥満細胞から出てくるヒスタミンが作用して症状を引き起こします。                

じんま疹の種類に関わらず、ヒスタミンの働きを抑えることが重要です。

その為に抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤を服用することで症状は良くなります。

勝手に服用をやめられてしまうと症状が再び現れてくるので、決められた通りに服用することが大切です。


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