FAQ


Q.顔にホクロができ、だんだん大きくなって盛り上がってきています。皮膚ガンが心配です。皮膚ガンについて詳しく教えて下さい。

 

A.皮膚ガンは一般に日光にさらされている顔面や、四股に発生する事が多いガンです。

痛みは無く、多くの場合しこりや潰瘍を作ります。皮膚ガンには、有棘細胞癌、基底細胞癌、悪性黒色腫があります。いずれの場合も潰瘍や出血を伴いやすく、リンパ節に転移することもあります。原因として紫外線の影響が考えられます。悪性黒色腫は、他のガンに比べ進行が早く、極めて悪性度の高いガンです。ホクロが急にいびつになったり、大きくなったりした場合は注意が必要です。多くの場合、手の指や足の指先、足の裏に発生する事が多いです。

まずガンかそうでないかを識別する必要がありますので、異常に気がついた場合は早期に皮膚科専門医を受診する様にして下さい。


Q.最近、お風呂あがりに皮膚がカサカサして、はがれ落ちたり、かゆみがひどくひび割れたりします。何か良い治療方法はないでしょうか?

 

A.症状からみて皮脂欠乏症と考えられます。誰でも年をとってくると程度の軽い重いはありますが、皮膚の乾燥が生じてきます。女性の方が男性よりやや早い年代からおこってくるようです。軽い皮脂欠乏症は病気というより自然な変化といえるのかもしれません。

始まりは乾燥と角質のはがれからみられ、かゆみを伴います。進行すると「亀の甲羅」の様に皮膚がひび割れ、赤みもわずかに生じ、かゆみもかなりひどくなってきます。さらに進行すると皮脂欠乏症が進んで皮脂欠乏性湿疹に至り、かゆみもひどく夜中に目が覚めるほどです。どうして皮脂欠乏症になるのかとういと、皮膚のうるおい(水分量)は皮脂、天然保湿因子、角質細胞間脂質という3つの物質によって一定に保たれています。ところが、加齢などが原因でこれらの物質が減ってしまうと、皮膚がひどく乾燥し、体を洗い過ぎるといった生活習慣なども原因の一つと考えられます。ほっておくと症状が悪化します。皮膚に潤いを与えるぬり薬または、かゆみや湿疹を抑えるぬり薬や飲み薬などがあります。悪化させる前に皮膚科専門医で受診される事をおすすめします。


Q.10歳の子供が遠足に 行ったあと、手と足と首に赤い斑点がたくさんできてかゆがっています。

何が原因で、どのようにすればよいでしょうか?

 

A.恐らく有毒毛をもった毛虫に触れることによって生じた皮膚炎と考えられます。

ドクガ類(ドクガ・チャドクガなど)の幼虫には毒針毛という有毒毛が数十万本以上あり、これに触れるとかゆみの強い皮膚炎が生じます。

ドクガ類の毒針毛が皮膚に突き刺さるとかゆみの強い赤いぶつぶつが現われ、かくことでさらに悪化します。

毛虫に触れた覚えがなくても、いつの間にか衣服や皮膚に毒針毛が付いていて皮膚炎が広がることもあります。

治療法は、皮膚炎に対しては副腎皮質ステロイドの入った外用薬を用います。

症状が激しい場合は抗ヒスタミン薬やステロイド薬の内服を併用しますが治るまで1~2週間かかります。

ドクガ類の幼虫に触れた場合、直後であればその部分の皮膚にセロハンテープの貼りはがしを数回繰り返し、そのあと泡立てた石鹸で洗ってからシャワーで勢いよく流します。 これによって皮膚についた毒針毛の大半を除去することができます。

皮膚炎については、軽症であれば虫刺され用の市販薬も有効ですが、ひどい場合は 皮膚科専門医を受診してください。

 

Q.子供がキャンプに参加するのですが、熱中症に注意するようにと学校から言われました。その症状と予防方法を教えて下さい。

 

A.熱中症とは体の中と外の‘あつさ”によって引き起こされる様々な体の不調です。熱中症は、熱波により主に高齢者に起こるもの、幼児が高温環境で起こるもの、暑熱環境での労働で起こるもの、スポーツ活動中に起こるものなどあります。予防方法は暑い時期の運動はなるべく涼しい時間帯に行うようにし、急な激しい運動をさけ、休憩と水分補給を頻繁に行う必要があります。服装は吸湿性・通気性が良く、熱を吸収しないものにすると良いでしょう。症状が進行すると頭痛・吐き気・意識障害が生じる場合があり、すぐに医療機関で救急処置をする必要があります。熱中症は大変身近なところで起きています。そのため十分にその危険性を認識しておくことが大切です。

 

西本クリニック 西本和彦院長


Q.PSAという検査をしました。調べてみると前立腺がんの検査のようですが、詳しく教えて下さい。

 

A.PSA検査は前立腺がんの診断に関して、最も重要な腫瘍マーカーの検査です。PSAはとっても敏感な腫瘍マーカーであり、基本的に前立腺の異常のみを察知します。PSA値の測定は前立腺がんの早期発見に必須の項目です。ただ、PSA値が異常であればその全てががんになるという訳ではありませんし、逆にPSA値が正常の場合でも前立腺がんが発生していないという事にもなりません。あくまで、前立腺がんを発見するきっかけとな1つの指標です。PSA検査は前立腺がんのスクリーニング検査としては最も有効と考えられています。前立腺がんのほとんどが50才以上で発症している事から、50才を過ぎた男性はなるべくPSA検査をされる事をお勧めします。


Q.手がカサつき、かゆみが強くなった為、近くの皮フ科を受診し、主婦湿疹と言われました。どういう湿疹か詳しく説明してください。

 

A.主婦湿疹とは、おもに炊事や洗濯などの水仕事を繰り返して行うことが原因で起こるかぶれの事です。毎日家事で洗剤やせっけんを使う為に、皮膚の表面にある脂分が奪われて保護膜がなくなった為、物をつかむほどの物理的な刺激や刺激物の侵入などで起こる病気です。一般的に利き手から発症する事が多く、カサカサに乾燥して皮がむけ、ひどくなると手の背側にも拡大しあかぎれや小さなブツブツができ、かゆみが出るほどの症状を起こします。治療は薬物療法と生活指導の2本柱で行い、主な薬はステロイド外用剤と保湿剤です。炎症が強い場合はステロイド剤に重ねて保湿剤を使用することで保護し、刺激から皮膚を守ります。炎症は適切な薬を使用すれば1~2週間で改善されますが、生活習慣を変えなければ再発を繰り返します。


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