FAQ

Q.足の爪が白くなり厚くなっています。爪水虫ではないかと心配しています。治療法とか詳しく教えてください。

 

A.①爪の色が白や黄色に濁る。

②爪の厚みが増す。

③爪がもろく崩れやすくなる。

こんな症状があれば爪の水虫、爪白癬です。

爪白癬は、足白癬(水虫)と同じように家族やまわりの人にうつります。

爪白癬になった爪は常に白癬菌(水虫菌)をばらまいていて、

菌はいたるところでしぶとく生き続けます。特にスリッパやバスマットなどを

介してうつることがよくあります。

爪の表面は硬いため、塗り薬ではなかなか爪の奥まで薬がとどきません。

そこで最近の治療では、爪の内側から作用する飲み薬がよく用いられます。 

飲み薬と塗り薬の両方で治療することもあります。

日本人の10人に一人は「爪白癬」といわれています。

皮膚科専門医の適切な診断と治療を受けましょう。


Q.今年のインフルエンザの予防接種は受けた方がいいでしょうか?

 

A.インフルエンザは普通の風邪と誤解されますが、ウィルスの種類が異なります。

高熱がでるだけでなく、場合によっては重症化合併症を引き起こす感染症です。

インフルエンザにかかるとまずのどの痛み、鼻水、くしゃみ、咳、頭痛、寒気などとともに発熱がみられます。

このような風邪症状の他に、筋肉痛、関節痛、腹痛、下痢など幅広い症状がみられます。

熱はだいたい5日間続きます。インフルエンザの合併症に脳炎・脳症が最近注目されています。

これを発症するとけいれんや意識障害がみられ、死亡したり後遺症が残ったりする場合があります。今年のインフルエンザワクチンは、従来の季節型に加えて新型も含まれています。新型インフルエンザ以外にも流行する可能性があるので、10月位から12月の中旬までにはワクチン接種を済ませることをお勧めします。

Q.爪の周囲が赤く腫れてきて痛いのですが、ほっておいて大丈夫でしょうか? 30歳女性

 

A.ばい菌による爪囲炎が考えられます。爪囲炎は急性爪囲炎とひょうそに分けられます。前者は指先皮膚の爪の軟部組織、後者は深部の発赤、腫脹、疼痛、熱感を伴います。黄色ブドウ球菌を原因菌にすることが多いようですが、その他大腸菌、緑膿菌によることもあります。一般に症状が爪周囲の皮膚に限られ爪の変化が少ない時には、抜爪などの処置は必要ありません。抗菌薬の全身投与または局所療法の膿疱の切開や排膿を行う治療法が主流です。異常に気が付いた場合は早急に皮膚科専門医を受診するようにして下さい。

Q.以前から背中に何かできものができており、最近になって赤くは腫れあがって痛みもあります。放っておいても良いでしょうか?

 

A.恐らくそのできものは、粉瘤(アテローム)と呼ぶオデキの一種でしょう。粉瘤は皮下に出来る良性の腫瘍で、脂アカの塊です。体のどの部分にもでき、特に顔面・背面に出来ます。中央に小さな穴がありそこを押すと臭くて白い粥状の物が出るのが特徴です。この穴を通じて感染を起こし、袋の中に膿がたまった状態を感染性粉瘤といいます。

治療法は、手術で取り除く事が基本となります。又、感染を抑える抗生物質の投与も必要です。切開にて膿を排出する際に粉瘤の袋の壁を完全に取り除く事ができれば再発せずに治ります。粉瘤が大きくなってから摘出すると傷の跡も目立ちやすくなります。粉瘤に気付いたらむやみに触らずに早急に医療機関に受診しましょう。

Q.学校の検診で、頭ジラミの疑いがあり病院に行くように言われました。何科を受診すればいいのでしょうか?その後の治療や注意することについて教えていただけませんか?

 

A.皮膚科を受診して下さい。まず頭ジラミの診断方法ですが、

頭髪の毛根に付着しているシラミをピンセットで取り顕微鏡で確認する事により病名を確定します。

しかしシラミのない場合もありますが、虫卵は必ず毛髪に付着していますので

診断は容易です。頭ジラミはプール等で感染しますので、

子供さんの頭髪をよく観察して卵が産み付けられていないか調べて下さい。

治療方法は専用のシャンプーで洗髪することでほとんどの場合良くなります。

その他夏場によく見られる皮膚病で代表的なものをいくつかお知らせしておきます。

とびひ(伝染性膿痂疹)・水イボ(伝染性軟属腫)・虫さされ(急性痒疹)などがあります。

とびひ、水イボは感染することが多いので注意が必要です。

いずれも悪化させる前に皮膚科の専門医に受診される事をおすすめします。

Q.最近、若い女性に子宮頸がんが増えて、予防ワクチンがあると聞いたのですが詳しく教えて下さい。

 

A.子宮頸がんは子宮の入り口にできるがんで、年間約15,000人、が発症し、約3,500人が死亡しています。

この20年間で倍増し、特に20代~30代で増えています。子宮頸がんの原因はヒトパピルスウィルスで性交渉で感染します。性交渉のある女性の約8割に感染しますが子宮ガン検診を受けて早めに発見できればがんになる前に治療できます。

通常は感染しても免疫で2年程でウィルスは自然消滅していきます。しかし約10人に1人の割合で感染状況が続き、がんになる恐れがあります。

若いうちからワクチンを接種し、検診も受けていけば子宮頸がんを防ぐ事ができます。

Q.全身に湿疹ができていて、かゆくて夜も眠れません。雑誌にアトピー性皮膚炎の症状が書いてありました。

それと同じだと思います。病気について詳しく教えていただきたいのですが。

 

A.アトピー性皮膚炎とはアトピー素因を基盤とした皮膚の急性、慢性の炎症で、発育年令に応じて特有な

皮膚症状(かゆみ・発疹)を示します。また家族内に同症を来たす場合が多いようです。

原因は不明ですが、ダニ・ダスト・食物・花粉・細菌・真菌などとの関係が示唆されています。 

アトピー性皮膚炎は季節の変わり目に症状がひどくなる場合が多く、

患者の多くはアトピー素因を有しています。

アトピー素因とは気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎のうち、いずれか、あるいは複数の疾患を持つ場合を言います。

治療法はまずスキンケアをすることが大事です。

皮膚の清潔を保ち、皮膚の保湿を保つ保湿剤を使用します。室内は清潔にし、適温・適湿を保ってください。

悪化した時は医師の指示に従いステロイド外用薬を使用し、必要に応じて抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤を服用します。長期間の治療を要する場合が多いので、

皮膚科の専門医を受診することをおすすめします。 


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