花粉症
Q. 毎年この時期になると花粉症で市販の抗アレルギー薬を服用しているのですが効果があまりありません何かほかに治療法はあるのでしょうか。
32歳 男性
A. 花粉症とは鼻粘膜などに花粉が付着した際にその物質を排除しようとする反応が過剰に生じたときに発症する病気です。症状としては、個人差はありますがくしゃみや鼻汁、目・皮膚のかゆみなど様々な症状があります。
一般的には内服薬で治療を行いますが、内服薬においても様々な種類があります。内服薬以外の治療法としては減感作療法(免疫療法)や重度の場合は手術療法(レーザー治療)、ステロイド剤の注射などもあります。
減感作療法(免疫療法)とは原因となっている抗原(花粉など)を低濃度から注射または舌下投与し半年から数年かけて段階的に投与量を増やすことで徐々に身体に慣らしていく治療法になります。
手術療法(レーザー治療)では鼻粘膜にレーザーを照射することで鼻汁やくしゃみなどの鼻症状を緩和させます。
ステロイド剤の注射はステロイド剤を皮下や筋肉に注射することでアレルギー反応による炎症を抑えて症状を緩和させます。1回の注射で約1~3か月間効果があると言われています。
これらの他にも様々な治療法がありますので専門の医療機関への受診をお勧めいたします。
西本クリニック
院長 西本優大