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FAQ-20220119

低温熱傷

Q. 先日、こたつで寝てしまい足の脛のあたりに水膨れが出来ていてピリピリと痛みます 。これはどのような病気が考えられるのでしょうか。

78歳 女性

 

A. 症状や状況から低温熱傷が考えられます。低温熱傷は火傷の一種であり、一般的に熱傷は高温のものに触れた場合瞬時に生じますが、低温熱傷とはそれより低い温度(約40~60℃)のものが長時間、皮膚に接触することで生じます。

 

低温熱傷の症状は皮膚損傷の程度によってⅠ~Ⅲ度に分類されます。Ⅰ度は皮膚損傷が表皮にとどまるもので、皮膚がうっすらと赤くなりヒリヒリと痛みます。Ⅱ度では皮膚損傷が真皮に達したもので、水膨れや強い痛みが生じます。Ⅲ度では皮膚損傷が皮下組織に達し、皮膚組織が黒くなり壊死しているため痛みなどは生じません。

 

治療としてはまず、受傷直後は流水で10~30分程度冷やすことが重要です。また、その際に水泡が出来ている場合は破らないように注意してください。一般的に熱傷の範囲が小さい場合は軟膏を塗布していただくことが多いですが、熱傷の範囲が広い場合やⅢ度熱傷の場合は他の部位の皮膚を移植する手術を行うこともあります。治療期間は熱傷の程度により異なりますがⅠ度では数日、Ⅱ度では数週間、Ⅲ度の場合は数か月を要します。

 

低温熱傷は放置していると瘢痕を残したり、治療期間が長引くこともありますので早期に専門の医療機関への受診をお勧めいたします。

 

 

西本クリニック

院長 西本優大