花粉症
Q. 毎年この時期になると花粉症で飲み薬を処方していただくのですが、飲み忘れてしまうことがあります。飲み薬以外でなにかいい方法はあるのでしょうか。
24歳 男性
A.花粉症はアレルギー性疾患の一つで原因物質としてはスギやヒノキ、ブタクサなど1年を通して様々なものがあります。
治療としては症状に合わせて抗ヒスタミン薬やステロイドといった薬を服用していただくことが多いです。
飲み薬以外の薬としては点眼薬や点鼻薬、注射といったものがあります。
点眼薬は目のかゆみや充血といった症状に対する治療薬として処方されます。
点鼻薬は鼻づまりや鼻の炎症に対する治療薬として処方されます。
これらの点眼薬・点鼻薬はいずれも局所に効き副作用も少ないと言われています。
次に、注射による治療にはステロイド注射というものがあります。
このステロイド注射は筋肉内に注入し、効果は約1年間持続すると言われていますが、消化器症状などの副作用が出現することもあります。
これらの治療は全て症状に対する対症療法となっています。
このほかに、注射や口腔内からアレルギーの原因物質を体内に少量ずつ注入する減感作療法などもあります。
これらの治療法以外にも花粉症には様々な治療法がありますので、専門医への相談をお勧めいたします。
西本クリニック
院長 西本和彦