巻き爪・ 陥入爪
Q. 最近、足の親指の爪が変形して内側に巻き、時々痛みがあります。切ろうとしても爪が変形しているため、切ることが出来ません。これはどのようにしたらよいのでしょうか。
48歳 女性
A. 爪が変形して内側に巻いている状態を巻き爪、完全に巻いてはいないが爪の両端が内側に曲がっている状態を陥入爪といいます。陥入爪や巻き爪には、つま先に負担のかかるような歩き方や靴のサイズが合っていないなど様々な原因がありますが、多くの場合は間違った爪の切り方によって生じます。
治療としては、ワイヤーを用いて矯正する方法や巻いている爪と皮膚の間にコットンを挟み矯正する方法、爪の巻いている部分を切除する方法など様々な治療方法があります。巻き爪や陥入爪は放置していると、変形し内側に巻いた爪が皮膚を傷つけ細菌などが侵入し爪囲炎を起こすこともあります。
爪囲炎を合併している場合は抗菌薬の内服や軟膏の塗布を行うこともあります。 巻き爪や陥入爪は放置していると歩行など日常生活にも支障をきたしますので、専門の医療機関への受診をお勧めいたします。
西本クリニック
院長 西本和彦