Q.子どもの通う幼稚園で感染性腸炎が流行っているので注意するように言われました。感染性腸炎はどのようなことで感染するのでしょうか。また、予防としては手洗いやうがいなどでよいのでしょうか。 36歳 女性
A.感染性腸炎は、一般的に食品から感染する食中毒などによるものがほとんどです。集団での感染の場合は、感染性腸炎に罹った人の嘔吐物や便などを処理した際に病原体が手に付着し、その手で口などに触れることによって感染することもあります。
感染性腸炎の予防は、基本的には手洗いです。特にトイレの後や調理・食事の前には流水と石鹸を用いてしっかりと手洗いすることをお勧めします。また、調理の際は魚介類などの生ものなどは感染性腸炎の原因菌やウイルスが付着しているものもあるのでしっかりと加熱(85℃~90℃で90秒以上)するようにしてください。
また、嘔吐・下痢症状が強い場合は、早めの医療機関への受診をお勧めします。
西本クリニック
院長 西本和彦